歩き続ける

歩き続けている

椅子に座ってお茶を飲んでいる時も、頬杖をついてうとうとしている時も、・・・そしてスヤスヤと眠りについた時も本当の意味で止まる事はない。止まる事は出来ないと言った方が良いのかな。

 

自分の意志とは無関係に動き続けている。

心も体も何かの力によって動かされている。

 

心も体も疲れて、立ち止りたい気持ちでいっぱいになってしまった。でも、立ち止る事は出来ない。できる事は歩く速さを変える事、向かう方向を変える事、そして一緒に歩いてくれる人を見つける事。

 

一緒に歩いてくれる人は、今だけ一緒なのかもしれない。ずっと一緒なのかも知れない。遠くの方から声をかけてくれているのかも知れない。どんな人だったとしても、今という時間を共有してくれる人には違いない。一緒に歩きたくない人もいますけどね…

 

立ち止ろうと自分を傷つける人もいるけれど、それは方向を変えただけ。結局は立ち止った事にはならない。立ち止る事は歩く力をためる事。道の選択を行う事。行く先を見据える事。いうなれば、歩く速度を極端に遅くしただけ。

人生にゴールは無いのでしょう。だから楽しく歩くしかない。歩き方は人それぞれ。早く歩いても、遅く歩いても、スキップしながらでも、這いつくばってでも…

今の自分はどうだろう…周りの景色も見えず、ただ目の前の道だけを見つめている。先を見通す事も、後ろを振り返る事もできないほど、余裕がない。

それでも今は歩くしかない。今までと同じ速さで。
少なくとも前を向けるように。