幸せそうに見える

ギャンブルが大好きな人
色々な所に旅行へ行く人
アイドルの話を熱く語る人
バイクに乗って旅する人

 

 楽しい事を熱く語る人の話を聞くと、こちらまでワクワクしてきます。自分に知識がある事であれば、なおさらだし、自分が知らない事でも興味深く聞き入る事が出来ます。(もちろん、自分が全く興味がない事や、嫌いな事は除きます)自分は聞く側の人間であり、発する側の人間ではありません。(と、思いこんでいます。)他人から、「くだらないな事ばかりやってる」とか「そんなに意味ない事を何で頑張るの」とか言われたくない、恥ずかしい思いをしたくないという気持ちと共に、自分にプラスになる事でないと、やってはいけない事だと思い込んでいる気がします。

 

言うなれば、楽しむ事に意味を求めてしまっている。

 

やってみたいなという事はあっても、なかなか実行に移す事ができなかったり、思い切った行動に踏み切れなかったり。心の奥にある損をしたくない、失敗したくないという思いが頑張る事を億劫にさせます。だから人の経験談を聞くと、いいなーと思ったり、やっぱりやめといてよかったーと思ったりするのでしょう。プラスになると思える事は自分もやってみたいと強く思う反面、プラスにならないと思ったら、手を付けずに忘れてしまおうと思ってしまいます。

実際に体験していない事に、プラスもマイナスもないのにね。体験してこそ、プラスもマイナスも産まれるのに、話を聞いただけで判断してしまっている。本を読んだらその気になって…賢くなった気分になるのと同じだ。

 

人生に無限の時間があったら、やりたいと思っている事、すべてを実行するのかな。どうだろうか…わからない。でも、やらない気がする。途中で分かった振りをして、新たに始める事に嫌がってしまう気がする。

 

自分のやりたい事をやって、幸せそうに見える人がいる。本人が本当に幸せなのか分からないけど、少なくとも、語りたくなるような経験を得るという事は幸せな事なのだと思う。(話したくないような経験はもちろん不幸せな経験だと思う。)
やりたい事をやれない言い訳を作る前に、やってみた時、どれだけ熱く語る事が出来るか想像してみた方がいいね。熱を持って楽しむ事で幸せになれる。少なくとも幸せそうに見える。