利己的な行動

人が与えた餌に集まる動物達


人間の目から見たら、気に入った子にあげようかなとか、猛烈アピールしてる子にあげようかなとか、平等にあげたいなとか…と考えつつ、群がる動物達に「お前ら、仲良くしなよ」って考えてしまいます。


そう、人間も同じなんでしょうね。欲しい物に群がって自分が得するように考える。災害時に平静を保っている日本人の姿が賞賛されたのは、人間の本質が動物達と同じように利己的であることが自然であり、普通な事だからなのだと思います。


でも、利己的であることを完全に失ってしまったら、生きていく事すらできない。自分の人生をどうやって使うか考えた時、バランスが大事なんだと思う。それは簡単には決められない。

街頭で必死に募金活動する人と、一生懸命お金を稼いでいっぱい募金する人。どちらが良いとか悪いとか、そういうものではない。自分が思う方法で自分が望む結果を出そうとしているだけ。


誰かのためを思う事であっても、それは自分を思う事でしかない。それを忘れてはいけない。


餌を与える人間、餌をたべる動物。どんな思いがあったとしても、お互いが満足すればそれで良い。みんな利己的だとしても、みんなが平等に幸せにならなくても、自分と誰が幸せになったら、それで良いのだと思う。

人間同士だと、なかなか難しいですけどね。親しい人なら、なおさら…