電車に揺られて

電車に揺られて

小一時間程度の距離ではあるが、客先への外出。電車に揺られていると様々な人がいる。大半はスマホを片手に何かをやっている様子。時より子供ずれの親子が乗り込んできて笑顔で何かをしゃべっている。

通勤電車というか、ローカル線であれば当たり前なのだが、乗っている客が、同じ方向を向いて、目的地へ向かうという共通の目的を持っているのだなと思った。考えると意外にすごいことだと思う。最終的な目的地は違うにしろ、しばらくの間は限定的ではあるものの目標を共有している。大人も子供も関係なく、乗り合わせた人の大半が同じ方向に進もうとしているのである。

必要な事さえあれば、みんな同じ目標に向かって進むことができる。しかし、同じ目的を持っているからと言って、そこに向かうまでのプロセスは全く異なる。

仕事のやり方に置き換えると、同じ目的地(業績アップとか)を向いていても、そのアプローチは大きく異なるのに、お題目だけ掲げた○○方針がどれだけ有効なのか甚だ疑問符がつく。目的地をおいたリーダーが目的地の場所や風景を具体的にイメージできるようになれば、どんな手段を使ったら楽しく向かう事ができるのか、選択肢は決まってくるのではないか。その手段が、徒歩なのか車なのか電車なのかわからないが、途中から手段を変える事もできるだろう。


迷子にならないように地図は必要だけど。